Blog

2016.02.04 カテゴリ:体内環境師®

何故、覚せい剤は止められないのか?

  清原和博容疑者が「覚せい剤」で野球界のスターから転落していった。最近、テレビに出てきて潔白をアピールするかのように”いい人”を演じていたのだろうか。残念でなりません。復帰をサポートしてくれた周囲の信頼を大きく裏切る結果となってしまった。何が悲しいかといって、信じている人から裏切られるのが一番悲しい。もうお分かりの通り覚せい剤は、このように信頼してくれた相手を平気で裏切れる位、怖い薬なのです。 どの位止めるのがキツイかというと、私が20代の時にタバコを吸っていて、止める時に3ヶ月くらい苦しみました。本当に大変でした。 皆さんの周りでも、何度も禁煙を試みて止められない人がいるのに、ましてや覚せい剤が止められるわけがありません。 タバコは、麻薬と同じように脳に作用して依存性を引き起こす薬物なのです。 この世のなかで、現在もっとも容易に手にできてしまう合法の麻薬といっても過言ではありません。 今回は、そのタバコがもつ毒性を簡単に説明しましょう。 タバコの毒性は、葉に含まれるニコチンにあります。 ニコチンは、「毒物および劇物取締法」に「毒物」として指定されているほどの、毒性の強い物質だ。強力な殺虫剤としても使われ、乳幼児で1020mg(タバコ約0.5~1本分)、成人でも4060mg(タバコ2~3本分)で致死量に達してしまうため、誤飲事故も問題となります。 それだけの猛毒が簡単に入手できること自体、そもそも危険な話である。 だが、それ以上に問題となるのが、タバコを日常的に吸う場合に発揮される毒性である。 タバコを吸うと、ニコチンは肺から心臓を経由して、わずか4秒で脳に達してしまう。そしてなんと、麻薬とまったく同じように、脳内ホルモンと似た働きをして、脳の働きを変えてしまうのだ。 とくにニコチンは、脳内ホルモンであるアセチルコリンに似た構造をもち、一時的な覚醒や快感を引き起こす。それが癖になってくると、脳がタバコなしではいられなくなるという依存性発症のしくみも、麻薬や覚せい剤とまったく同じである。 ※私が2009年に書いた「毒と人体!」から一部抜粋しました。 毒と人体!

share tweet