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2016.10.04 カテゴリ:社長の独り言

ノーベル賞 大隅教授のオートファジーって何?
簡単に説明しましょう!

%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%b8%e3%83%bc%ef%bc%912016年のノーベル医学生理学賞を、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が受賞されました。これはスゴイ事ですぞ!皆さん。 何がそんなにスゴイのかを簡単に説明したいと思います。   「細胞のオートファジー機構の解明」で受賞したのですが   まずはこれ! ①オートファジーって何よ!? オート=自分、ファジー=食べる。という意味です。 人間の細胞の数は、約60兆個あります。人間はもとより生物は、古くなった細胞のタンパク質を一度バラバラにしてアミノ酸に分解し、また新たなタンパク質の作るためのリサイクルシステムが行われています。だから、怪我した傷口が自然に治るのですよ。 そして、そのリサイクルシステムの時のタンパク質→アミノ酸の「分解」機能こそがオートファジーなんですね〜。   ②大隅教授は何をしたの? 今までは、なぜ「細胞」はタンパク質をリサイクルするのかの解明はされていなかったんです。 そこで、大隈教授の何がスゴイかって「遺伝子レベル」で解明した事!酵母を使って意図的に遺伝子を傷つけ、オートファジーに関係する遺伝子を明らかにしていく研究を行っていました。オートファジーに関わる遺伝子は18個特定されていて、この遺伝子の働きは、生命活動のさまざまな部分に関わっていることがわかってきました。   ③この研究解明で、今後どんなメリットがあるの? オートファジーの働きは人間の健康や病気の発症に大きな影響を与えます。例えば、オートファジーの異常でパーキンソン病などの神経疾患を引き起こし、また癌細胞は、遺伝子のオートファジー異常で起こるので、どんどん癌細胞が増殖していくので、今回のオートファジー解明で、特定遺伝子のオートファジーの分解機能を止めれば、癌の増殖をストップできます。 まだまだ特効薬のない病気に大きい希望が見えてきました!!     10月の体内環境塾『肩こりと乳癌』の申込みはこちら 10月『加藤雅俊の体内環境塾』   ⇒「くすりに頼らず不調を治す!」ことをテーマに、体のしくみと食の関係を楽しく分かりやすく学びます。世の中の溢れた、食・健康・美の間違った情報の判断が出来るようになります。 『体内環境師』資格取得コースはこちら ↓  Healthy and delicious

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